第五十四話 “ give and take ” 06-24

この数日、たくさんの方にお世話になり屋根の下で眠る事が出来た。

屋根・壁・床   贅沢だ。
人間が狩猟から安定を求め農耕に基盤を移し、風雨を凌ぐために住居を築く。
当然の成り行きだったのだろうが。
最初に家を造った人。  その人に感謝だ(笑)

それから?000年。
今の時代の自分達は。
便利さを求め過ぎている気がする。
便利な暮らしを求め過ぎると。
とても大切なもの。
心の豊かさがなくなる。
全てが当たり前になると。
有り難さがなくなる訳だ。
…生意気な事を言ってしまった。

ただ。  旅をしていると。
そんな事を感じずにはいられない。

さて今日はとても早起きだ。
サーフィンがしたくてしょうがない!
4時には移動開始。
波を求めて海岸沿いをゆるゆると。
夷隅Pに到着。
まだ潮位が高すぎたようで。
厳しいコンディション。
普段なら波を求めて移動してしまうのだが。
今日は素敵な予定がある。
Bali highのMUTOさんに紹介して頂いたTED'Sさんがこの近くだ。
だからお昼過ぎに立ち寄らせてもらおう!
と言うなんとも身勝手な計画だ。

なので  今日は慌てない。
潮が引いてくれば行けそうだし♪
と思い、波を観察。
しばらく海を眺めてぼーっとしていると。
4人組の元気なサーファーさんがやってきた。
そして入るタイミングに迷っている自分をよそに。
サクサク着替えて海へ向かって行った。

観察♪観察♪  と眺めていると。
潮が引いて来たのか、波がブレイクし始めた。

楽しそうな彼らを見ていたら。
 

いつの間にか。
ウェットに着替え準備万端だった(笑)
おじゃましま~す!とポイントに混ぜてもらう。
気さくな彼らは心良く迎えてくれた。
冷たい水温に指がかじかむ。
ガタガタ震えるまで一緒に楽しませて頂いた(笑)
URIKENさん!
皆さん!
ありがとうございました!


楽しかったです!
幼なじみと一緒に仲良く波乗りなんて最高ですね!

さて。  移動開始!
住所をたよりにTED'Sさんを探す。
この辺りはサーフショップさんがたくさんある。
キョロキョロしながら進んで行くと。
看板が出て来た。

ん?  おかしいな??
どうやら通り過ぎて隣の地域に入ってしまったようだ。
引き返す。

ここから。 ものすごい展開に…。

道の反対側にいたニコニコと笑顔な。
明らかにサーファーさんって感じの方が声をかけて下さった。
SATUKIさん。
会話の途中でTED'Sさんの場所を聞いてみた。
『TED'Sさんはあそこで、そこのショップははMAKIさん。私はここのKEEN'Sにお世話になってるんだ!ここは(この辺りのショップ)みんな仲良しなんだ♪』とSATUKIさん。
ここでお会いしたのも何かの縁だ。
ニコニコ笑顔のサーファーさんが通うショップはきっと楽しいショップのはず。
そう思い。
一緒にショップさんに行ってみた。

すると。  またまたニコニコの方が出て来た。
TAKADAさんだ。
飛ぶ(Air)らしい…。
波乗りで。
自分にはとても出来ない。
それにしても。
TAKADAさんは。  快活な方だ。
だから回りにはニコニコした人が集まってくる。

趣味?のステッカーを買おうとすると!
『Tシャツ一枚持ってきな!』と。
KEEN'SさんのオリジナルTシャツを頂いてしまった!
お店に来たお客様を交えしばらく楽しく話しが続いた。

別れ際。  SATUKIさんが。
『なんか勇気をもらえたよ!ありがとう!』と。

自分のしている事で。  勇気。
元気を与えられる。

一昨日。  JUNさんに言われた言葉を思い出す。
『みんなから頂く親切や優しさへの恩は、出会ったその時にすでにお返ししているんだよ。』と。

そういう事なんだろうか。


*SATUKIさをTAKADAさん
酒屋さん?と女性の方!
ありがとうございました!楽しい話しが出来てよかったです!

さてさて。  TED'Sさんへ向かう前に。
せっかくなので。
SATUKIさんが言っていたMAKIさんの所。
斜め向かいのショップへ立ち寄る。
『こんにちは~!ステッカー下さい。』とスタッフさん(お名前聞き忘れてしまいました…)に言うと。
お店の奥から。  にゅにゅにゅっと。

MAKIさん。  真木 蔵人さんが出て来た。

心の中で。
『ええっ!!本物??うわぁ~なんだこの展開は!!』と。
一人で勝手にパニックに(笑)
あまりの動揺に最初にどんな会話をしたか記憶にない。
気がついたらステッカーを手に持ち。
なぜかMAKIさんと一緒に外の自転車の所にいた。

すると。  MAKIさんを訪ねて二人の男性が来られた。
プロサーファーの市東さんと山浦さんだと後から知る。
大変失礼ながら。
自分はあまりプロサーファーさんのお顔やお名前を知らない…
知っている振りも出来ないので素直に言う。
するとMAKIさんが言う。
『後でどんな人か知ったらびっくりするぞ!(笑)』
と。



それから四人でたくさん話した。
その中で印象的だったのは。
MAKIさんが、自転車を見ながら。
『なんか俺も一緒に冒険している気分だ。』と静かに笑っていた時だ。

ふっとMAKIさんがどこかに消えた。

少しすると。
『これ、俺の。持ってきな。』と。
サーフパンツとキャップを頂いてしまった。



さらにさらに。
DICE WAX6個
お店のTシャツ。
オリジナルグッズの数々を。



『あとでいい思い出になる』と。
たくさんプレゼントして下さった。

恐縮して。
『ありがとうございます!』を連呼していると。
MAKIさんが。
『give and takeだ。   と一言.



*またひとつ最高の思い出が増えました!
皆さん本当にありがとうございました!

さてさて。  TED'Sさんの所へ向かう。
ん?  おやおや?
【close】

あっ…『ワンワン!』と犬が吠える。
すると鳴き声を聞いて、裏の住居の方から女性の方が出て来て下さった。
事情を説明すると。
『今日はお休みでいないんですぅ~』と。
明日はいらっしゃるとの事なので明日改めて伺う事にした。

今日は。  贅沢をする。
雨でもないのに宿を取った。
何故か。  それは。  日本人として。 同じ大和魂を持つものとして。
日本代表を。  サッカーを。  応援するために♪

という事で。 今日は早めに眠ります。
では。
お休みなさい!

~追記~
この話しを皆さんにも伝えたくて。
東京湾フェリーで一緒だったFUKUJIさんとMIKAさんのお友達のペンションマーメイドの友蔵さん。
自分の気まぐれで、お会いすることはできなかったのですが。
こんなメッセージを頂きました。

Smile!  makes me happy.
Smile!  makes you happy.
と。
そして!
自分の為に絵を書いて下さいました。

ピコーン!  と何かを感じて下さったようです(笑)
その絵の画像を見て。
ピコーン!  と、一目で気に入り♪
今は携帯の待ち受けに♪

友蔵さん!
ありがとうございました!
旅が終わったら、何時とはお約束出来ないのですが、必ず取りに行きます!
その時にFUKUJIさんとMIKAさんにお会い出来たら最高ですね!
まだお会いしてませんが繋がってるんですね!
この絵を見ると、とても和みます!
本当にありがとうございました。