第五十話 “ 居心地のいい場所 ” 06-20

ZENさんのふるさとラボ。(田舎暮らし体験の宿)

昨日はここでお世話になった。

出発の時はいつも寂しいものだ。
楽しい時間を過ごせば過ごすほど。
『ありがとうございました!行ってきます!』

こう言って出発する。
また必ず会いたいからだ。
もう一生会えなくなってしまうわけではない。

自分が動けば。  行動を起こせば。   また必ず。

 
*よっしーさん。  ZENさん。
それから昨日お会いできたすべての皆さん。
最高の時間をありがとうございました。

この出会いに。
素敵な時間を共有させていただいた事。
感謝します。

さて。
今日はどうしても行きたいところがある。
昨日、知り合った高知のうどん屋さん【朋輩】の学さんのご友人。
Aさんのゲストハウス&うどん屋さん。
【あわじゃ】  ここにどうしても行きたかった。

ZENさんに書いてもらった地図を手に【あわじゃ】を探す。

発見!!
海沿いに立つ黄色い建物。
 

店内がお客さんでにぎわっていたので、後にしようかと一瞬躊躇う。
でも。
会いたくて仕方ないので。
お店を訪ねる。

少し驚いた様子だったがすぐに歓迎してくださった。
そしてご主人のTETUさんを紹介してくださった。
やはり学さんのご友人で。
一見怖そうだが。
笑うと最高に優しい笑顔になる人だった。

お茶をだしてくださり、お客さんの輪の中に加えていただいた。
旅の話をしたり、サーフィンの話したり。
その話の中で。
『水温が低いから北海道は夏でもブーツが必要だ!』
という話になった。

当然ブーツなどは持ってきていない。

すると。  するとだ。
一緒にお話させていただいていたSさん。
『もしサイズが合えば1足あるから持って行く?』
と、突然の展開。
聞けばSさん。
ダイビング等のフィンやマスクで有名なKPの方だった。
たまたま車に商品のブーツが一足入っていたようだ。
持ってきていただいたブーツを履いてみる。
するっ♪  ぴたっ♪ サイズぴったり!

『じゃぁそれ差し上げます!』とSさん。
Aさん横で『シンデレラみたい(笑)』とケラケラしていた。

*KPのSさん。ありがとうございました!!
この先またご一緒できたらうれしいです!

ブーツ本当にありがとうございました!

 

さらに♪  Aさんが。
『今日は家に泊まっていきな!夜ご飯一緒に食べようよ!』
とお招きいただいた!

断る理由は何もない。
居心地のよい空間。
居心地のよい人達。
この空間で同じ時間を過ごしたいと思った。

部屋に案内される。
素敵な部屋。
今日はここに泊めさせてもらえることになった♪

 

 

本当にありがたい事だ。
こんなにも皆さんに良くしていただけるのだろうか?

昨日。  ZENさんがこんな事を言っていた。
『やなっちはいい表情をしている。影も曇りもない。だから声もかけたくなるし、手を差し伸べたくなるんだよ♪』
と。
自分では解からないがZENさん曰くそういう事らしい。

今の自分はすっごくシンプルに生きている。
大好きなことを思いっきり楽しんでいる。
常に新鮮な毎日。
そこには確かに影も曇りもない。
それがいいらしい。
ならば。
そんな今の自分にすら感謝だ。

さてさて。
ここからさらに出会いがチャンプルされる♪
御前崎で一緒にキャンプしたFUKUちゃんさん&HINAさん
今日こちらに向かっているとの事。
せっかくなので、【あわじゃ】を合流場所に♪

しばらくするとお二人が登場!
こないだあった時は二人はバイクだったが。
今回はめちゃめちゃ格好いい車で登場した。

 

再会を喜ぶ♪
別れのつらさが報われる。
なんだか話したいことがたくさんある。
あちこち話が飛びながらも7、興奮気味にたくさん話した。

【あわじゃ】の駐車場でおしゃべりしていると。
TETUさんが来てくれた。
なんだか通じるものがあったのだろ。
すぐに打ち解け話が弾んでいる♪

 

やはり似たもの同士なのか?
お互いに共通の知人がいたようで(笑)
その光景を一歩引いて見ていた自分は。

『やっぱり~♪また繋がった♪』とニタニタいていた。
TETUさんがコーヒーでも!
と店内に招いてくださった。

 

みんなすごい引き出しをたくさんもっていて楽しい話が次々にでてくる。
そこに、近くでCAFEをやっているIさん合流。
FUKUちゃん&HINAさんのお知り合いの【夢獏のIさん】の話でこれまた点と点が繋がっていく。

ここまでたくさんの人や出来事が繋がっていくと。
笑いがこみ上げてくる。
最高に充実した楽しい状況なわけだ。

さてさて。
FUKUちゃんとHINAさんとは今日は一旦お別れ。
明日コンディションが許せば一緒に海に入る約束をした♪


 

さて。
AさんTETUさんIさんと一緒に楽しい時間を過ごした。

 

TETUさんの話は。
ご自身がたくさん旅をしてきた実体験からの言葉なので、
話に押し付けの無い説得力がある。

自分の話。  旅で感じること。  思うこと。
を、うまくまとめきれずに話していても。

それを理解し逆に噛み砕いて表現してくれる。
こういう人が居る宿。
そこに立ち寄った旅人は幸せだろうと思う。
居心地がよいのだ。

自分がこの旅を終えた時。
何をするのか。
そんなことを考えながら日々旅をしている。
ある方に言われた。

『この旅が終わるまでに必ず次の目標を見つけておいた方がいい』と。
燃え尽きてしまうからと。
確かにそうなのかも知れない。
最初は。
いくつかの候補があったこの先の夢。

最近。 徐々に。  絞れてきた。

これもある方に言われた。
『自分の夢や目標がもし途中で変わっても、それは決して逃げではなく。 その夢が進化した。』
と、思えばいい。
それだけ流動的なものなのだ。

形や規模が変わっても。  夢は夢。
それを叶えることが。
素敵なことなのだ。
大切なのは夢を持つこと。
叶えようと前進している時。
最高に幸せで、充実した日々が待っている。
少なくとも自分にはそう感じられる。

この旅に。
人との出会いと波との出会い以外に。
もう一つだけ目的があるとすれば。
それは次の夢を探すこと。
夢の無い人生は嫌だ。

常に夢を追いかけていたい。
居心地の良い場所を求めて。

ではまた。