すぐに自分の楽しい事ないかなぁ~アンテナが反応した♪ 『こんにちは~!』 と挨拶をし。 少し自己紹介的な話をお互いに。 その直後。 自分のテンションは急上昇した。 『いやぁ~自分はちょっと前まで三年半かけて世界一周してたんですよ(笑)』 と。 せっせっ世界一周!? なっなっ…なんだこの展開は! でもなんだかすごくワクワクする展開だ♪ もう自分の興味はこの人にくぎ付けだ(笑) 本当は餌に群がる池の鯉のようにガツガツ話をしたいが。 その人のメロー過ぎる程メローなリズムを崩さないように。 なぜか冷静を装い。 そのTAKAさんのペースに合わせて。 コミュニケーションを取った。 特に意味はなかったが。 『明日はどうするんですか?』と聞いてみた。 すると。 『明日はカヌーを借りて川を下ってみようかなぁって思ってます。』 そして。 この次の言葉が。 自分の冒険心に火を付けた。 『本当はマヤグスクの滝を見に行きたいんですけどね…一人では入山出来ないんですよね…』 あっ!。 あの~♪。 もう一人は目の前にいますけど!♪ いかがですかぁ~?!! と、学校の授業で普段は絶対に手をあげないどころか。 先生と目さえ合わせないようにしていたのに。 この時ばかりは。 心の中で天高く垂直に手をあげている自分がいた(笑) しかし出会って一時間程で。 そんな名乗りを上げていいものなのだろうか。 厚かましくはないだろうか… と、頭で考えながらも。 口からは出たのは。 『自分も一緒に行きたいです!!!』 と(笑) 自分の素直さに感心した。 『ほっ本当ですか!?』とTAKAさん。 お互いの予定を調節するまでも無く自分はフリーだ。 TAKAさんは明日はカヌーで遊ぶと言っていたので。 じゃああさってで♪ となった。 何だか子供の頃に流行ったテレビゲームのようだ。 主人公が旅先で出会った仲間と共に冒険を進めて行く。 魔物こそ出ないが気分はまさにそんな感じだ♪ 夜。 二人で食事をしながら。 たくさん話した。
その島酒を飲みながら。 たくさん話をした。 TAKAさんはお酒が入ると少しおしゃべりになるようだ(笑) 旅の話を聞かせてもらった。 カンボジアで体験した現地の人達の生活の一端。 アフリカで首しめ強盗にあった話し。 南米グァテマラでみたティカル遺跡の話し。 シャーマンに術をかけられ幻覚を見た話し。 ヒマヤラの存在感に圧倒された話し。 自分にはその話の全てが新鮮だった。 TAKAさんは言った。 『世界は広いよ。でも世間は狭い。だって出会うべき場所で出会う人とちゃんと出会うもんね。』 と。 自分も思う。 日本も広い。 でも 人と人は。 離れていても繋がってる。 と。 西表島3日目の満月の夜は。 こうして虫の声と共に更けていった。 ではまた!