第百参十二話  “ 人人人人人 ” 09-19

昨晩はKENGO君と秋を感じながら乾杯。



久しぶりに会うと話したい事がたくさんあって少し困る♪
べらべら話しながらいつの間にか寝てしまった。

朝。



のらりくらりと片付けをし、ダラダラ出発。
自分は洗濯・買い物を隣の街で。  KENGO君はひたすら前進だ。

抜きつ抜かれつ。

お昼頃。
レインコートを調達した自分は。  再び彼に追い付き。
少し先の道の駅で待ち合わせ。
が、しかし。
連休中だからだろうか。   不景気が嘘のように道の駅は大混雑だ。



道の駅愛好家としては。
普段、道の駅を利用出来ない方々に場所を譲るのがイケている。

そのままスルーし。  その先のコンビニで合流。



~『ほら。スパゲティーだ。食べなさい。お腹空いてるんだろう?』
『はい』
『うまいか?』
『はい』
『田舎のお袋さんは元気か?』
『はい』~
と、刑事ドラマのワンシーンを想像させられるのはなぜだろう。

*近頃、妄想が酷くなっている事をお詫び申し上げます。

ふと。
休憩しながら。  携帯電話の電源をONにする。
すると。
親から連絡が入っている。

???    今どこ?と。

どうやら。    この連休を使い旅行に来たついでに。  放蕩息子の様子を伺いに来たらしい…。
なんとも気恥ずかしい展開だが。  子供は幾つになっても子供なのだろう。

なぜか。
KENGO君まで自分の親に会う展開となり。
そして今、かに汁を二人でズルズルとすすっている。



もう。
なにがなんだか…。  パニックになりそうだ。
しかし。
元気過ぎる自分を見て安心したのか。
母親の興味は息子を差し置いて、好青年のKENGO君に向いたようだった(笑)

まぁ。
照れ臭くてまともには言えなかったが。
ただ、  ありがとう。  と、だけ。  それしか言えないが。   たぶん伝わるだろう。

さて。
新潟もいよいよ残り僅かだ。
なんだかんだで新潟では波乗りできなかったな…。   と、海を見ながら走っていると。
サーファーさん発見♪
すぐに海に飛び込みたい気分だったが。
ワンピークのブレイクで。  7~8人のサーファーさんが波乗りを楽しんでいる。



散々悩んだあげく。
ビジターはビジターらしく。   ぐっと気持ちを抑え。   走りさる事にした。

連休中。
夏の名残りを満喫するサーファーさん。
自分にはまだまだ波乗りするチャンスがあると信じ。
あまりガツガツしないようにした。

しかし。   神様は。   そんな自分を見ていたようで♪
また少し走ると。   サーファーさんの姿を発見した♪

ここは比較的広い海岸で。   そこかしこでブレイクしていたので。
『おじゃましま~す!』と言う事になった。

海に入ろうとすると。
海から上がって来るサーファーさんが声をかけて下さった。



『まさかここで会えるとは思わなかった!』と130さん。
種子島のSOUTH BORDERさんにお世話になった時のマチさんのブログを見ていて下さったらしい♪

さて。
波はすねセットひざ。



それでも。  十分に楽しい♪    やはりサーフィンは最高だ♪
しかも新潟での波乗りは諦めかけていただけに尚更うれしい♪

海にいるサーファーさんも挨拶をすると笑顔で返してくれる。
『本当はもっとサイズ上がるはずだったんだけどね~』と。
『もしかしら♪これからかもしれないですよ(笑)』と自分。
そして湘南から来ていると言うOさんが話しかけてくれた。



その話しを夢中で聞いている自分。
どんな話しかと言うと。
どうやら。   自分には先輩がいたらしい。
カリフォルニアに♪
なんとかと言うサーファーさんが自分と同じようなスタイルて、カリフォルニアの海外線を旅したらしい♪

その話を聞きすごくワクワクした♪
遠く、海を隔てた場所で同じような事を考え行動した人がいる。
なんだかすごく面白い♪
いつか。    並んで走って。   一緒に旅して見たいな~♪    と、そんな事を思ったりした。

そんな話をOさんとしていると。     セットが入って来た。
最初はひざ位のセットだったのに。    ワンサイズ上がってきた♪
これもきっと新潟の海の神様からのプレゼントなのだろう。
有り難く頂戴し。    波乗りを楽しませていただいた♪

海からあがり。   着替えていると。    Kさんが話し掛けてくれた♪



Kさんの持つ雰囲気が。
ユーコン川を二週間位かけてゆらゆらとカヌーで下った岡さんに似ていて。
初対面なのになぜか懐かしかった。

*皆さん応援して下さりありがとうございました!   楽しかったです♪

さて。
自分が波乗りしている間にKENGO君はどこまで進んだのだろうか?
明日またどこかで会うことになるだろう。
そして、そこから先は。   波が巡り合わせてくれるだろう。
そして新たな出会いも波が与えてくれるだろう。

全ての海が世界と繋がっているように。    人と人とも繋がっている。

【人人人人人】

なんだか。
うねりが連なっているように見えるのは自分だけ?

ではまた!