第一話 “のぼりとおじぃと黒砂糖” 04-28

昨晩はシーナサーフとアイランドブリーズのスタッフが壮行会?を開いてくれた♪
皆さん本当にありがとうございました。

朝一真栄田ポイントで1Roundサーフィンを。

皆で一緒に出来てよかった。
おっきー>もっと胸反れよ(笑)

11時過ぎに本部港を目指しシーナサーフ出発。

昨日作ったのぼりに、こがちゃんが『日本一周サーフィンの旅』と書いてくれた♪
これをパタパタしながら走るのは実際の所恥ずかしい…と出発前は思っていた。
出発後、100メートルも進まない内に、

『ちょっとあんた!』
と、おじぃがいきなり歩道から声をかけて来た。
『はい?』と、自転車を停める。
『これ持ってけ』と、おじぃから手渡されたビニール袋。
『沖縄のお菓子だ。持って行きなさい』



袋の中には黒糖とチョコレートが二つ。

『ありがとうございます!』本当に嬉しかった。

見ず知らずの自分を呼び止めお菓子をくれるおじぃ。
これが沖縄だ。

戦時中、食べ物も無く辛い思いをしたおじぃの世代。
例えば見ず知らずの人でも困っていそうな人は放って置けない。

暖かい島だ。

気候も人の心も。

少し沖縄を発つのが寂しくなった。

最初は恥ずかしいと思っていたのぼり。

走りながら考えていた。

俺は人様からみて恥ずかしい事をしてるのか?

いや、自分が好きな事を思いっ切りやってるだけ。

何を恥ずかしがる必要がある。

胸を張っていこうじゃないかと。

結論に至った。


クラクションを鳴らして手を振ってくれる人。

目を真ん丸にする子供。

抜き去り際に『頑張って!』と声をかけてくれてるロードの自転車乗り。

わざわざ車を引き換えして、反対車線から質問攻めをしてくるサーファー。

有り難い事だ。

今回の旅は人との出会いと波との出会い。

これから先が楽しみになって来た。

さてさて、雨に降られ風に煽られ。
夕方本部港に到着。

近く雨風をしのげる場所があったから今日はここで♪