第百四話  Great Surf jorney Day-29 
“ 旅のあれこれ ” 08-18

朝から真っ青だ。


空が♪

今日も暑くなりそうだ。  
雨が降っていなくても。  夜露でテントは濡れてしまう。



一先ずテントを乾かしそれから出発。

相変わらずのアップダウン。



道東は意外と道が険しい気がする。  出だしから足は張りあまり力が入らない。
思わず音をあげそうになるが、歩き旅のKENGO君だって通った道だ。
へこたれる訳には行かない。  と、自分に喝を入れる。
ただ疲労が溜まっているのは否めない。  体の疲れをとるにはやはり温泉がいい。

だが。  実は。  一昨日からお風呂に入っていない…。
足の筋肉がカチカチだ。

こう言う旅で。  苦労することと言えば。  まずは寝所の確保。

この点は北海道は充実している。
自分が一日で走れる範囲内にキャンプ場かライダーハウスか道の駅がある。
しかし。
本州では中々キャンプ場は無く。
あったとしてもオートキャンプ場が主流で1サイト1500~3000円位かかってしまう場所が多い。
そうなると、本州ではキャンプと言う選択肢はあまりなくなる。
キャンプ場意外の海岸等には『キャンプ禁止!』の看板がかなりの確率でたっている。
なので基本は道の駅での野宿になる。

一日を終え、落ち着いた頃に地図を広げ翌日の大まかな予定を立てる。
自分が進むルート上に道の駅があるかをまず確認する。
道の駅があれば、それが何㌔先にあるかを計算する。
その距離に地図上である程度道の高低差を確認し自分が一日でそこまで走れるかを考え、逆算して朝起きる時間まで考えたりする。

道の駅がルート上に見当たらない時は大変である。
そんな時は○○公園や○○PA等を地図上で探す事になる。

北海道と四国意外は寝所を探す事が最重要課題となる事は間違いない。
四国はお遍路さんもあり、旅人にとても親切な環境となっている。

ちなみに。  今までに。  どうしても寝所が見つけられず。
コンビニの駐車場で少し仮眠し、夜通し走った事や。
24Hオープンのコインランドリーや洗車場で仮眠した事もあった。

次に洗濯。

本州なら一つの街に一つくらいコインランドリーがあるが、北海道は相当大きな街に行かないと無い。
そして大きな街と街が数10㌔~100㌔近く離れている。
ただ、キャンプ場やライダーハウスに洗濯機が設置してあるのでとても助かる。

そしてお風呂。

最近利用するライダーハウスには、お風呂があったりなかったり。
キャンプ場にはシャワーがあるところがたまにある。
ライダーさんから聞いていた情報では。  『北海道には温泉がいっぱいあるから♪』と。
確かに。  地図を見ると温泉マークがたくさんある。

が、しかし。
これが中々難しい。
自分の場合。  海沿いを走っているので。  通る道は限定される。

そして温泉だが。  もちろんある場所には海沿いに温泉があるが。
自分の感覚的には。  なぜかやや内陸部か山の中腹にあったりする事が多い。
そして。  温泉に入るのは寝所の近くがいい。
午前中やお昼過ぎには中々立ち寄る気にならない。  またすぐに汗ダクになってしまう。

例えば。  目的地も近づき。  海沿いの道を走っていて。  温泉の看板を見つけたりする。
『○○温泉この先15㌔♪』  と。
つまり往復30㌔。
一日で70~80㌔平均(北海道では)の自分のペースで30㌔は厳しい。

却下となる。

結局、キャンプ場の水道でタオルを絞り体を拭いて着替えを済ませて終了となる。

なので。
たまにある道の駅と温泉が併設されている場所や。
さらにコインランドリーまで近くにある場所は最高の野宿場所なのである。

なので。
チャリダー同士の会話は。
同じ方向から来たチャリダーなら旅の苦労話となり。
逆方向からのチャリダーなら、野宿場所や道の険しさや危険箇所の情報交換となる事が多い。

今日は釧路まで来た。

さっきライダーハウスで同じ部屋になったライダーさんとも話していたのだが。
釧路がこんなに大きな街だとは思ってもいなかった。
野宿ベースのチャリダーや旅人にとって。  もっとも怖い事の一つは。

街中での野宿だと自分は思う。

結局。  人が一番怖いのだ。
ここまででも何度か街中で野宿したが、ほとんど寝れなかった。
物音に脅え。  足音に脅え。  体も神経も全く休まれない。
街中での野宿は極力避けたいものだ。

今日は近くにキャンプ場もないので予めライダーハウスさんにお世話になることに決めていた。
温泉ではないがお風呂にも入りすっきり。

ライダーハウスの利点は。  もちろんその値段だ。  500~1000円位が多い。
中には食堂を併設していて。  食事を利用すれば宿泊は無料という場所もある。
キャンプ場でも500円位かかる場所が多いので、充電までしっかりとできるライダーハウスはすごくお得だ。
しかも悲しい位煩わしいテントの撤収をしなくていいので。
起きて10分後に出発!なんて事も可能だ。

部屋はこんな感じで、数人で雑魚寝となる。





プライベート感は無いが寝る為には十分過ぎる環境だ。

しかし。
残念ながら北海道意外でライダーハウスを探すとなるとかなり厳しい。
あるにはあるが、北海道に比べると圧倒的に他の地域にはライダーハウスが少ない。
自分が北海道意外で利用したのは鹿児島の垂水のライダーハウス一回だけだ。
YH・ユースホステルと言うのもあるが意外と値段が高いので今のところ一度も利用していない。

今後。  チャリダーやバイカーをしてみたい!  
と、思っている人の参考になれば幸いと思い。  今日は旅のあれこれを書いて見た。

ではまた!

 

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