第十八話  “ サーフキャンプ ♪ in 四国 ”  05-15

さて。
まずは昨晩の事から。

9時頃だろうか。
寝床を教えてくれた道の駅の売店のおじさんが、
『テントのあんちゃん!おるか?』と、訪ねて来た。
『はい?』
『どせいみるか?』
『ん?あっ…はい…』

どせい?    ドセイ?     怒声?

取りあえず行ってみる。
するとそこには天体望遠鏡が!
『ちょっと見てみぃ』とおじさん。
そっと望遠鏡を覗き込んだ。
『あっ!!』
そのレンズ越しには土星と輪っかが小さいながら、はっきりと見えた。
もちろん。
テレビや写真では見たことはあるけれど、自分の目で見る土星はひと味違った。
今日は満天の星空。
この中のひとつの星の輝き。

神秘的だ。

そしておじさん。
『あそこの山の麓を散歩してきな!』と。
肝試しですかい(*_*)?
と、思ったら。
『蛍がいるから!』と。

蛍かぁ~。
子供の頃に見た覚えはあるけど大人になってからはとんと見ていない。

行ってみる。

暗い夜の畑道。
水路を流れる水の音。
不思議と怖くはなかった。
それより蛍を見たいと言う好奇心が勝った。

しばらく歩く。
ライトを消してみる。
ぽつり。
ぽつりと。
草陰が光っている。

蛍だ。
小さいながらも力強い輝き。
よく見ればあちこちで光っている。
ここもまた星空のようだった。

道の駅に戻りおじさんに話しを聞く。
『このあたりは観光資源がないだろ?だから少しでも旅行者の人を楽しませたいんだよ。』と。
おじさん曰く
『おじさんのやってるのはお接待(←四国88ヶ所を巡礼する人を土地の人達がおもてなしすること)じゃなくて、お節介だけどな!』と。

ボランティアな訳だ。
この土地がきっと大好きなんだろう。

更におじさん。
衝撃発言を。
と、ある場所に年に2~3回500㍍くらい乗れる波が立つ場所があると言う。
もちろん地元のローカルサーファーさんが大事にしているシークレットポイントだ。
詳しく書くつもりない。
でも乗れなくてもいいから、一度そんな波を見てみたいものだ♪

高知県にある道の駅すくも。
晴れた夜にもくもく屋の平田さんを訪ねれば天体望遠鏡で土星の輪を見せてくれる。
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一緒に土星を見ていた子供たちの楽しそうな顔が印象的だった。
皆さん四国に行くときはぜひ寄ってみては。

さて。
朝7時に出発。

朝8時。
なぜかこんな所にいる自分。

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別に悪い事をしたわけではないのです。
お財布を拾ったんです。
で、駐在さんにお届けに♪
さっき、持ち主の中学生のお父さんからお礼の電話を頂いちゃいました。
わざわざお電話ありがとうございました!

暑い!
今日は暑い!
太陽ギラギラです。

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早くサーフィンしたい~♪
と、一生懸命ペダルをキコキコ♪

お昼過ぎに高知県の西部のOポイント到着♪♪

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で、波乗りしてきました♪
潮が上げるに連れタラタラになっちゃいましたが、楽しめて良かったです!

そしてすぐ隣の無料キャンプ場で一晩泊まります。

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明日の朝波があったらもう①ラウンド!!

ブロロローン♪
あっ!
バイカーだ♪
自分の隣にテント貼ってる。
ちょっくら話しに行っきま~す(笑)

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では!

~高知県Oポイントより~