第十六話  “ 壁ってやつは ”  05-13

今朝も日の出と共に起床。



そういえば夜中に目を覚ました時、ふと見上げた満天の星空。
(多分)南東の空にさそり座が力強く輝いていた。

さて今日はここまでの旅路で1番の難所。
宮崎→大分の県境峠越え。
何とか明日迄には大分の佐伯港に着きたい。
週末あたりから天気が崩れるらしい。
雨の峠越えだけは避けたい。

まず今日の目的地は県境を越えた先の大分県蒲江の道の駅。
今日はそこで野宿して、金曜日には佐伯港に着きたい。

佐伯港からはフェリーにのり高知へ向かう。

さて。         走り出す。
いやっ。         歩き出す。
相棒のチャリとサーフボードを引っ張りながら。

100㍍毎に。        ふぅ。10秒休憩。

山道、坂道が果てしない。



自転車日本一周サーフィンの旅-P5130623.jpg

トンネルは一つの目安だ。
一つの峠道の最頂部にトンネルがある事が多い。

坂を登りトンネルが見えると『よっしゃ!』と心でガッツポーズ♪
トンネルを越えればしばらくは下り坂。
スピードは出せないが爽快な気分♪

も、長くは続かない。
また登り坂→トンネル→下り坂の繰り返し。
何度か繰り返す。

途中、トンネルの中で宮崎から大分へ。
さらに、しばらく山道を下ると、そこは今日の目的地ではないか!

午前10時。
予定よりかなり早く着いた。

さてどうしようか?
ここまで来れたんだから明日の目的地まで行っちゃお♪

そして登る歩く下るを繰り返し、明日の目的地に到着してしまった(笑)
一歩づつ。
一漕づつでも。

前に進めば必ずたどり着く。

自転車日本一周サーフィンの旅-P5130620.jpg

結局の所。
自分の中に。
峠越えだの。
この道のりはきついだのと。
自分で知らないうちに、見えない壁を作って身構えていただけなのだ。

度々登場するが。
以前、岡さんがこんな事を言ってた。
『大した事でもないのに、勝手に心に壁を作って苦しんでいる。』
見たいな事を。
今日の事もそうだったのかも知れない。
自分の中で『この先の道のりはきついぞ!』と勝手に決め付けていただけだ。
もちろんリスクは計算しなきゃならないが。
必要以上に怖がる事はない。

やって見なけりゃわからないのだから。

何事も。

☆遅くなりました。コメントにだけですが…返信しました(^O^)/