第七話 “ワザイ!っす種子島♪ ~波も人も~” 05-04

さぁ~て。
何から書こうか。
今日はあまりにも素敵な出来事が多すぎて上手く、まとめられるかわからないが可能な限り記したい。

2日間お世話になったキャンプ場のお兄さんに挨拶をし、種子島に行くために宮之浦湊港に出発。
この兄さんはサーファーで屋久島の波乗り事情を色々教えてもらったり、『内緒だぞ!』といいながら、おにぎりを頂いたりと。
このキャンプ場に迷い込んで本当によかったと思う。【屋久島の海楽園キャンプ場】
今回屋久島では波に恵まれなかったが台風通過後はトリプル位ホールドするサーフポイントもあるらしい。
未知数の島だ。

またいつか。  きっと。

続いて。
種子島に向かうフェリーを待っていると、行のフェリーが一緒だった長崎のMさんに再会した。
行のフェリーではすごく良い話しができ、ぜひまた会いたいと思っていた。
こう言うと本人は嫌がりそうだが、数店舗の飲食店を経営する社長さんだ。
名刺を頂いた時は驚いた。
Mさんこのままバイクで日本一周し、そのまま世界を回ってくるという。

とっても心の清らかな方で家族やスタッフに愛されている人だ。
あんな社長の下で働くスタッフさんは幸せだろう。
Mさんにはもう一度どこかで会いそうな気がする。
その時はお酒を飲んで語りたい。

楽しみだ。

更に、行のフェリーと種子島行のフェリーが一緒になったご夫婦。
種子島の島間港に降りた時に呼び止められた。
『これ』っと手渡されたメモには住所と名前と電話番号が書かれていた。
『実家がここにあるから、近くにきたら寄ってね!』と奥さん。
旦那さんも『遠慮しなくていいからな!』と。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。

種子島到着後、どこに向かうか迷った。
行き先は風向きとうねりの向きで決めた。
南に下ろう。
走り出すと予想以上にきつい道のり。

何度か自転車を降り押して坂を進む。
しかも気温も高く太陽が容赦ない。

2時間程走った所で商店を見つけ、少々贅沢かとは思ったがアイスを食べる。
むしゃむしゃしていると、坊主頭でサングラスの兄さんが話しかけてきた。
見た瞬間にサーファーとわかる爽やかな笑顔の人だった。



この先にあると言うポイントを教えてもらう。
この後サーフショップに顔を出すと言っていたのでサーフショップの場所をしっかり聞く。

まず種子島南部のHポイントへ。
ゴールデンウイークと言う事もあり駐車場はいかにも!って感じのサーファーの車で賑わっている。
挨拶をするとみんな笑顔が爽やかだ。

まずはポイントチェック。


物凄いロケーションのポイントで腰~胸サイズの波が割れている。
サーファーの数は20名位。
もちろん入ろうかと考えたが、日が暮れると困るので今日は断念。

教えてもらったショップへ向かう。
ショップ着くと子供達と犬達に出迎えられる。
お店にはさっきのサーファーさんの姿もあり、ショップの中へ招かれた。
『ここは宇宙に一番近いサーフショップなのよ!』とオーナーの奥様、真知子さん。
そう。このSOUTH BODERさん種子島の宇宙センターの近くにあるサーフショップ。
アットホームでとても親しみやすいショップさんだ。
WAZAIサーフボードひらめき電球

沖縄であった湘南茅ヶ崎のサーファーさんがWAZAIサーフボードを使ってると話していたのを思い出した。
WAZAIは種子島弁でスゴイの意味だと教えてもらった。
近場のキャンプ場を教えてもらい出発しようすると!!なんと!
WAZAIサーフボードのステッカーを頂いた!!



嬉しくてすぐにペタっと♪
★もしかしたら、【サチとまちの種子島散歩日記】と言うタイトルのブログに自分が出ているかも♪

さてさて今日は盛り沢山の出会いに恵まれ疲れてパンパンなはずの足取りも軽くキャンプ場へ到着。
ただっ広いキャンプ場は1グループがBBQをしているだけで他には誰もいなかった。

とりあえずキャンプ場周辺をチェックしようと走り出すと?
『わー(おまえ)ちょっとこっちこい!』とBBQをしている人に声をかけられた。
遠めにちらっと声の方向を見て見ると、ちょいとやばそうな雰囲気の方がこちらを見ている…
まずいかも…
更に『こっちこい!』と自分を呼んでいる。
『はいぃ~(*_*)』なんでしょうか?と言われるがままに近づいて行く。
てかもう行くしかない。

そう、ここであったのが種子島のヒデさんだ。
二言三言話して第一印象は間違えだったとすぐに分かった。
笑顔が子供見たいで優しい目をしている。

『今から焼きうどんを作るから食べていけよ!』
とヒデさん。
遠慮しつつもお腹は正直だ。
素直にご馳走になる事にした。

まささん(多分です。ヒデさんがそ呼んでいる様に聞こえました。)がビールを出してくれた。
喉がカラカラだったので一気に頂く。
ヒデさん&まささんのコントのような掛け合いが面白くゲラゲラ笑ってしまう。
子供達が遠巻きに自分を観察している。

『なんだこいつは?』ってな感じで(笑)
仕方ないだろう。
子供は正直だ。
小汚い大人が突然自転車に乗って現れたのだから。
警戒して当然だ。

ともあれ次々と出される島のアンノウ豚の焼肉やおにぎり、それから絶品の焼きうどんを大量に頂く。
あなごと呼ばれる種子島の取りたての貝もご馳走になった。
わざいうまい♪

日が暮れはじめたのでちょっと席を外しテントの設置。
子供達が少し後をついて来る。
『よし!みんなテント張るの手伝って!』と言うと急にニコニコして楽しそうにしだした。
皆に手伝ってもらってあっと言う間に設置完了♪
フレッシュ種子島四人娘の奥様方(笑)
テキパキと片付けを始める。
その間、男の子軍団も合流し、鬼ごっこ開始。

…楽しい時間はあっと言う間だった。
皆さんから頑張ってね!と声をかけてもらい身が引き締まる。
日本一周絶対に走り抜こう。
沢山の人に出会い優しくしてもらう度に決意を新たにする。

皆で記念撮影♪
また一生の思い出が出来た。
今回のこの旅は本当に人との出会いに恵まれている。
芸人おじぃとだっていい出会いだ。
なぜだろう。
今はまだわからない。
でも今回の旅には何か大きな力を感じる。



チロルちゃんとキラリちゃんに貝殻ありがとう。
ゆづきちゃんにみなみちゃん、めいちゃん。じょういちろうにりゅうせい、みうとにけんや。
皆、遊んでくれてありがとう!!
純粋で目がキラキラで無邪気ないい子達だった。
どうかそのまま優しい心を持った大人になって欲しい。

皆が帰ったキャンプ場は俺ひとり。
さっきまでの賑やかさが嘘のよう。
空は満天の星空。

波の音がすぐ近くで聞こえる。
感謝してもしきれない今日一日。
本当にありがとうございました。