第百六話  Great Surf jorney Day-31 
“ 奇跡とは ” 08-20

今日は曇り空のスタート。
ちまちまとテントを撤収し、ぼちぼち出発。

走り出してすぐに。
*表現的にはおかしいが。  反対車線の車が。  勢いよく止まった♪

中から笑顔の人がこっちを見ている。
『ブログ見てます!!』と、釧路のサーファーグッチさん♪



9月頃に沖縄へ行くらしく。  シーナサーフのステッカーを記念に♪
このステッカーを持って沖縄のシーナサーフに行くと♪

なんと♪  コガちゃんが!!
笑顔で出迎えてくれるかもしれません(笑)

グッチさんも利尻島のKOUTAROUさんや福島のSさんと同じく。  消防士さんだそうだ。
グッチさん。  やや興奮気味に。
『これは奇跡だぁ!!まさかこんな所で会えるなんて!』と♪

確かに。  b昨日、自分が無邪気な寄り道をしていなければ。  絶対にこの道は通らない。
そして。
この奇跡は再び起きる事となる。

岡さん!!  覚えてますか?  前に岡さんが沖縄に遊びに来てくれた時。
待ち合わせ場所にした喜名のPA。
そこで会ったK本さんて言う大阪の62~3歳のおじちゃんチャリダーを!!

今日。  しらぬか恋問と言う道の駅で再会しちゃいました♪



『あの子はどうした?中国に行くとか言ってた子は?』と、しっかりバッチリ覚えてましたよ♪
K本さんとは不思議な縁だ。
以前、沖縄に遊びに来てくれた岡さんと待ち合わせをしていると。
チャリダーが一人やって来た。
おっ!きたきた♪と、思ったら。  それは岡さんではなく。  K本さんだった訳だ。

岡さんを待つ間。  チャリダー話しに花を咲かせていると。
自分が神奈川~沖縄までの旅をした時に鹿児島からのフェリーが一緒だったM井君。
ママちゃりでギターを背負って日本縦断した大学生だ。
K本さんはそのM井君と青森辺りで会っていたのだ。

その時。  世界は狭いもんだな~。  と、思った事を覚えている。
今は。  日本って。北海道って。   広い…。   と、思ってはいるものの。
人と人との繋がりには距離は関係ない。
とも思っている。

道の駅でK本さんと再会し。  『今日はどこまで行くんだ?』とK本さん。
『行けそうだったら浦幌のキャンプ場で、無理そうならその時考えます。』と、答えた自分。

すでにお昼を回り、そのキャンプ場まではまだ40数㌔離れている。
アップダウンがきつければ時間的に厳しい距離だ。
すると。
『おお!そうか♪俺もそのキャンプ場の予定だよ!余裕♪余裕♪すぐ着くよ!』とK本さん。
*K本さんは一日で120~150㌔走ってしまう、すごいおじちゃんだ。
『じゃあ今日はビールでも一緒に飲むか♪』と言ってくれた。
そういう事なら例え峠が連なっていようとも意地でも行きたい。

なので休憩を早めに切り上げ。
『じゃあ早めに出ますね!』と、キャンプ場を目指して出発。  するも。
しばらく走ってチラッと海を見ると。

サーファーさん発見!!



北海道に来て。  利尻島意外で海にいるサーファーさんを初めて目撃♪
そう言えばさっきグッチさんが教えてくれたポイントの辺りだ。

慌てて海に入る場所を探す。  そして駐車スペースに入ると海上がりのローカルさんが二人いた。
『こんにちは!!』と、おかしい位元気良く挨拶。
にこにこ顔で挨拶を返してくれるローカルさん。
お一人は中標津のNさんのお知り合いで。
もうお一人はグッチさんのお友達だった♪



『お邪魔してもいいですか?』と聞くと。  『もちろん♪』と、快く迎えて下さった。
一瞬。  頭に。  キャンプ場に間に合うかな…?  と、過ぎるも。
晩御飯は大好物のカレーライスとわかっていながらも、おやつをお腹一杯食べてしまう子供と一緒だ。
目の前のご馳走には目がない。

うん。なんとかなるさ♪  と、ウェットに早着替え。  エントリーとボトムがどうかを確認しいざ!

サイズは。  たまにセットで腰くらい。 トロトロとブレイクするロング向けの波だが波は波♪
いただきま~す!!  と、海に一礼しパドルアウト。
誰もいない海。
岸からブレイクを確認してはいたが。  最初は中々ポジションが掴めず悪戦苦闘。
その度に綺麗なレギュラーのブレイクが自分を横切って行く。

しばらくすると。  ロングボーダーのSさんが入って来た。
『お邪魔してます!』と。  そしてSさんのポジションを参考にして。
おかげで何本かセットを掴む事が出来た。

しかし。  このポイント。
サイズが上がったらどうなっちゃうんだろうかと思うくらい規則正しいレギュラーだった。



海上がりのSさん。
*念のためにポイントの場所と地名等は伏せさせていただきます。

さて。  時計を見ると。  もう2時だ。  やばい。
単純計算で1時間辺り10㌔進まなければ日没までに間に合わない…。
*午後6時には大分暗くなります。

Sさんに『ありがとうございました!』と挨拶し。  急ぎキャンプ場へ。
走った。  そりゃもう走った。  いつもはしない立ち漕ぎもバンバンした。

そうして日没ギリギリにキャンプ場へ。
キャンプサイトに行くと。  K本さんが。
『遅かったやないか~!、じゃ。ちょっとビールこうてくるわ♪』と自転車で街へ買い出しへ。

そして楽しい時間を過ごす事が出来た。

このカテゴリの記事一覧