~ちゃりんこ日本一周サーフィンの旅 番外編 ~歩旅最果島紀行~
第百九十 話 “ いざ ! ”  11-24

 

朝。
『30分後に向かえに行きます!』
と、連絡を下ったのは島のサーファーHさんだ!
ついに来たのだ。
この時が。

ソワソワしながら向かえを待つ。
ちらちら時計を見ても。
こんな時は中々時間が進まない。

しかし。
こんなに嬉しい事はない。
旅を続けて来て本当によかった。
素直にそう思った。

Hさんの軽トラに乗り込み。
海へ。

その場所には。
すでに到着し、海に向かおうとしている他のサーファーさんの姿もあった。
『おはようございます!(島に)おじゃましてます!』と挨拶をする。

Hさんが自分が島に来たいきさつを説明してくれた。
すると。
『あれ?真木勇人さんのblogに出てた?』と。
自分はひどく照れながら。
『あっはい!』と。

しかし。
真木勇人さんの影響力は凄い。
北は北海道。
南は沖縄まで。
いったい。
今まで何人の方に声をかけて頂いた事か。

『楽しんで行ってね!』と言って下さったサーファーさんの雰囲気が誰かに似ていた。

支度を済ませ。
Hさんの後についてパドルアウトした。
岸近くの水温の低さには驚いたが。
しばらく行くと急に暖かい南国の海になった。

この後。
波乗りをした数時間。
それは自分の心にしまっておこうと思う。
今までのたくさんの旅の思い出とともに。一つだけ書こう。
そこには。
最高の笑顔があったという事を。

海から上がると。
『ごちそうさまでした!』と。
こぼれ落ちる笑顔を隠せない自分がそこにいた。
晴れ渡る空の下。

ゆったりと。

しかし充実感に満たされた時間が流れていた。
そんな時。
ふらふらっと見たことのある姿が歩いていた。
TAKAさんだ。

カヌーの川下りはやめたようで。
明日のマヤグスクの滝一本に絞ったようだ。

TAKAさんも一緒にこの輪に加わり。
お昼を食べに行く事に♪

 

途中Hさんの牧場へ。
Hさんは牛さん達と話しができるようで(笑)

巧に牛舎へと牛さんを誘導していた。
島の食堂に着き。
Hさんお勧めのにんにく豚丼を♪
ちなみに。
写真に写っている飲み物は。
島の麦茶だ(笑)

ちょうど明日行く予定のマヤグスクの滝の話しに。
一緒に海に入っていた北海道出身のサーファーさんが。
普段ガイドをしているとの事で。
詳しい話を聞けたのも。
やはり何かの縁だと思えた。

最初。
日帰りを予定していたのだが。
それだと。
時間に余裕が無いようで。
どうせなら。
山小屋の跡地でキャンプすれば?と言われ
二人で顔を見合わせニタぁ~っと笑った。

午後は明日の準備に追われた。
警察署に入山届けを出し。
食料とおやつを買い出しに。

キャンプ場に戻り。
一人落ち着かない自分をよそに。ゆったりとしているTAKAさん。
このテーブル周辺の荷物の9割が自分の物だ(笑)
いったいどうなることやら…

そんな訳で。
明日から。
一泊二日で。
西表島の幻の滝。
マヤグスクの滝に行って来ます!

電波が入らないらしいので次回の更新は遅れます。
ではまた!

*HさんK1さん初め島のサーファーの皆さん。
本当にありがとうございました!

島の波。
島の人達の優しさに感謝します。



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